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月刊児童文学翻訳

─2001年9月号(No. 33 情報編)─

※こちらは「情報編」です。「書評編」もお見逃しなく!!

児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
電子メール版情報誌<HP版>
http://www.yamaneko.org/mgzn/
編集部:[email protected]
2001年9月15日発行 配信数 2,320


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「どんぐりとやまねこ」

     M E N U

◎出版社研究
第13回 ポプラ社

◎展示会情報
大阪国際児童文学館こども室「国際グリム賞」ほか

◎コンテスト情報
第8回いたばし国際絵本翻訳大賞

◎セミナー・講演会情報
東京子ども図書館ジャン・ぺロ氏講演会ほか

◎お菓子の旅
第16回 秘密の味がするイギリスのお菓子(オートケーキ)

◎読者の広場
海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!



出版社研究 第13回

―― ポプラ社 ――

 

 今回は、「ズッコケ三人組」シリーズや「忍たま乱太郎」シリーズなど、子ども向けエンターテインメントの分野で出版界をリードするポプラ社。新宿区にある本社をたずね、第1編集部部長の大熊悟さんと、翻訳ものを中心に担当している中西文紀子さんにお話をうかがった。

 

■会社概要 〜 子どもが楽しめる作品を世に送り続ける

 ポプラ社は、1947年の創業当時からエンターテインメント作品に目を向けてきた。海野十三の『地中魔』を皮切りに、探偵小説や冒険小説を次々と出版したのだ。なかでも高垣眸の『怪傑黒頭巾』は大ヒットとなり、手探り状態だった同社の事業にはずみをつけた。戦後まもない日本国民に勇気や希望をもたらしたことはいうまでもない。

 翌年の1948年には株式会社となり、児童書専門出版社として再出発を果たした。その後、50年代から60年代にかけて、「少年博物館」(全12巻)、「新日本少年少女文学全集」(全40巻)、「子どもの伝記物語」(全50巻)、「むかしむかし絵本」(全30巻)などの叢書を刊行し、ポプラ社の土台を築いた。子ども向け推理小説の決定版と名高い南洋一郎訳の「怪盗ルパン全集」(全30巻)、「少年探偵・江戸川乱歩全集」(全46巻)も、同じ時期に出されたものだ。これらのシリーズに胸を躍らせ、ミステリ作家や翻訳家をめざした人も少なくないだろう。

 そして1978年、那須正幹の『それいけズッコケ三人組』が出版される。前川かずおの生き生きとした挿絵をふんだんに取り入れ、小学生3人のユーモラスな日常を描いたこの作品は、たちまち子どもたちの心をとらえ、ベストセラーとなった。シリーズは43巻、総部数は1,700万部となり、今なお続編や関連書が発行され続けている。

 その他の代表作としては、『くまの子ウーフ』(神沢利子作)、「学校の怪談」シリーズ、「きかんしゃトーマス」シリーズなどがあげられる。「読者である子ども自身が心から楽しめる作品」にこだわり続けてきた同社の姿勢がうかがえる。


『マーガレットとメイゾン』表紙 『チビねずくんのながーいよる』表紙

■出版傾向 〜 翻訳書が増加、一般書の出版にも乗り出す

 ポプラ社は年間380点もの作品を出版しているが、ほとんどは日本の創作ものだった。しかし最近になって、再び翻訳書に力を入れはじめている。その先駆けとなったのが、絵本の『チビねずくんのながーいよる』(ダイアナ・ヘンドリー作/ジェーン・チャップマン絵/くぼしまりお訳)と、ヤングアダルト作品の『マーガレットとメイゾン』(ジャクリーン・ウッドソン作/さくまゆみこ訳)だ。 「絵本のほうは〈ポプラせかいの絵本〉、ヤングアダルトのほうは〈ポプラ・ウイング・ブックス〉というシリーズ名をつけています。単独ではなくシリーズで出版することで、読者のみなさんの目に届きやすくしたいと考えています。まだ数冊ずつしか発行できていませんが、これからいい作品をどんどん探していきたいと思っています」(中西さん)

『崖の国物語1 深森をこえて』表紙

 ウイング・ブックスの最新刊は、長編ファンタジーの『崖の国物語1 深森をこえて』(ポール・スチュワート作/クリス・リデル絵/唐沢則幸訳)。ルイス・キャロルを彷彿させる創造力が魅力のイギリスの作品で、第2部、第3部の刊行も予定されている。

 一方で、2000年に第3編集部を設立、本格的に一般書の分野にも乗り出した。1999年に出版された『十七歳』(井上路望著)は、その発端ともなった作品だ。「ある日突然、厚底靴にルーズソックス、白い髪をした女子高生が編集部にやってきて、『これ、読んで』と原稿を置いていったんです。担当者がすぐ読んでみると、ひとりの少女のありのままの内面が、しっかりした文章で綴られていました。それが『十七歳』として出版されたというわけです」(大熊さん)

 その後も、『母業失格』(井上朝子著)、『朝子、生命のかけ橋となって』(間澤洋一著)、『生きてます、15歳』(井上美由紀著)などの自伝的作品が刊行され、大きな話題を呼んでいる。


■今後の予定 〜 海外の優れた幼年童話に注目

 ポプラ社は絵本から一般書まで幅広い作品を扱うようになってきているが、基本的なスタンスは変わらないと大熊さんはいう。「一般書といっても、教育に関わるものなど、子どもたちと向き合う中から生まれてきたものを中心に出版しています。児童書出版を社の根幹に据えていくという姿勢は変わりません」

 翻訳書で特に求めているのは、幼年向けの童話だ。編集部内で探したり、エージェントから紹介を受けたりしているが、なかなかいい作品が見つからないという。優れた幼年童話の不足は、他の児童書出版社でも叫ばれている。自信をもって薦められる未訳作の情報を持っている人は、コンタクトをとってみるといいだろう。

 また同社では、中国・台湾との提携も計画している。翻訳ものが主流だった台湾で、近年、子どもの本の作家や画家が実力をつけ、創作ものも伸びつつあるそうだ。ポプラ社の作品を中国・台湾へ紹介し、中国・台湾の作品をポプラ社から出版しようとしている今、中国語圏の作品について情報を持っている人はチャンスかもしれない。

 最後に、翻訳者をめざす人たちへのメッセージをおふたりにうかがった。
「翻訳書にはこれから力を入れていきます。いい作品があったらぜひ紹介してください。英語以外の言語でリーディングしてくださる方、特に歓迎です」(中西さん)「私は子どもの頃から翻訳者で本を選んで読んでいました。亀山龍樹さんなど、信頼できる翻訳者が手がけた作品は何を読んでもおもしろかったですから。みなさんにもそんな翻訳者をめざしてほしいと思います」(大熊さん)


■近刊情報 〜 2002年初頭出版予定

 スーザン・プライス作 金原瑞人訳 『エルフギフト』『エルフキング』(仮題)

 

株式会社ポプラ社

住所 〒160-8565 東京都新宿区須賀町5
電話 03-3357-2216
ホームページ http://www.poplar.co.jp/

(取材・文/宮坂宏美)

 

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展示会情報/コンテスト情報/セミナー・講演会情報

―― 展示会情報 ――

 

◎大阪国際児童文学館こども室「国際グリム賞」
所在地: 大阪府吹田市千里万博公園10-6
電 話: 06-6876-8800
会 期: 平成13年9月29日まで
休館日: 水曜日
入場料: 無料
内 容: 優れた児童文学研究者に贈られる国際グリム賞の解説と、第8回の受賞者、ジャン・ペロ博士に関する文献を紹介。
参 考: http://www.iiclo.or.jp/
 
◎国際こども図書館3Fミュージアム「本にえがかれた動物展」
所在地: 東京都台東区上野公園12-49
電 話: 03-3827-2053
会 期: 平成13年12月22日まで
休館日: 月曜、祝日
入場料: 無料
内 容: 動物が登場する国内外の物語を紹介。19世紀に刊行された作品から、絶滅動物などを扱った現代の科学絵本まで、幅広い作品が展示されている。
参 考: http://www.kodomo.go.jp/index.jsp

(瀬尾友子)

 

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―― コンテスト情報 ――

 

◎第8回いたばし国際絵本翻訳大賞
課題: 英語部門 "RAIN DANCE" by Cathy Applegate, Dee Huxley(Illustrator)
伊語部門 "ADALGISA e MARGHERITA" by Silvia Camodeca, Alessandra Cimatoribus(Illustrator)
テキスト申込  
入金締切:
平成13年9月28日(金)
作品応募締切: 平成13年11月16日(金)(当日消印有効)
詳細: http://www.city.itabashi.tokyo.jp/TOSYOKAN/

(中野伊都子)

 

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―― セミナー・講演会情報 ――

 

◎大阪国際児童文学館 国際グリム賞受賞記念講演「蝶の羽の重さ――図像にこめられたメッセージ―― 」
講 師: ジャン・ペロ(国際シャルル・ペロー研究所所長)
通 訳: 畑中圭一(名古屋明徳短期大学名誉教授)
場 所: 大阪国際児童文学館(大阪府吹田市千里万博公園10-6)講堂
日 時: 平成13年9月29日(土)14:00〜16:30
参加費: 無料
定 員: 150名(先着順)
申込み: 大阪国際児童文学館へ電話・メールするか、カウンターで申し込む。(TEL 06-6876-8800 e-mail [email protected]
 
◎白百合女子大学児童文化研究センター 21世紀児童文学シンポジウム「こどもの本は、どこへ行く?――絵本・童話・児童文学――」
ゲスト: 第4日目 9月29日(土) 森絵都「こどもの本の現在から未来へ」
第5日目 10月20日(土) ひこ・田中「最新メディアと物語のゆくえ」
第6日目 12月15日(土) 山中恒「こどもの本はどこへ行く?」
場 所: 白百合女子大学(東京都調布市緑ヶ丘1-25)2号館地階 2008講義室
参加費: 無料
定 員: 各回150名(先着順)
問合せ: 児童文化研究センター(TEL 03-3326-7994)
詳 細: http://www.shirayuri.ac.jp/childctr/
 
◎東京子ども図書館 ジャン・ぺロ氏講演会「昔話の絵画表現」
講 師: ジャン・ぺロ(国際シャルル・ペロー研究所所長)
場 所: 東京子ども図書館(〒165-0023 東京都中野区江原町1-19-10)
日 時: 平成13年10月2日(火)14:00〜16:00
会 費: 一般 2,000円 賛助会員 1,500円
定 員: 50名(先着順)
内 容: 国際的な児童文学研究の振興に尽くし、今年、第8回国際グリム賞を受賞したぺロ氏が、昔話を絵にすることについてスライドを交えて話す。
申込み: 東京子ども図書館まで電話で申し込む。(TEL 03-3565-7711)
 
◎クレヨンハウス 子どもの本の学校「子どものほんの魅力」
講 師: 中川李枝子(絵本・童話作家)
場 所: クレヨンハウス(東京 港区北青山3-8-15 大阪 吹田市江の木町5-3)
日 時: 東京 平成13年10月13日(土)16:00〜17:30(15:30開場)
大阪 平成13年10月20日(土)16:00〜17:30(15:30開場)
参加費: 非会員 2,500円 会員は無料(年会費に含まれる)
定 員: 150名
内 容: 子どもの本が大好きで、年を重ねるごとに新しい魅力を発見するという中川氏が、子どもの本の魅力について話す。
問合せ: クレヨンハウス(東京 03-3406-6492 大阪 06-6330-8071)
その他: 非会員は、当日の朝11時から子どもの本売場にて販売される当日券を購入。会員のみで定員に達した場合は立ち見になることもあり。
 
◎山形県生涯学習センター遊学館 外国絵本翻訳コンクール10周年記念イベント「子ども文化と学びの新たな発展を目指して」
場 所: 遊学館(〒990-0041 山形市緑町1-2-36)遊学館ホール
日 時: 平成13年10月14日(日)10:20〜16:00
定 員: 300名(参加無料、託児室あり)
内 容: (1)記念講演(講師:作家・松谷みよ子 10:30〜12:00)
 「幼い子の文学 絵本とモモちゃん――捨てていく話まで――」
(2)翻訳絵本の読み聞かせ(13:00〜14:00)
 コンクールに入賞して翻訳絵本を出版した3名による読み聞かせ。
(3)翻訳セミナー(講師:岩手県立大学教授・金山等 14:10〜15:50)
 第9回課題図書"PUDDLES"、第10回課題図書"Stripe"を使いながら翻訳のポイントなどを講義(課題図書をお持ちの方はご持参ください)。
申込み: 電話、ファクシミリ、はがき、メールで「遊学館」外国絵本翻訳コンクール10周年記念イベント係まで申し込む。(TEL 023-625-6411 FAX 023-625-6415 e-mail [email protected]
 
◎東京子ども図書館 島多代氏講演会「絵本の歴史 クロード・ロヴァット・フレーザー」
講 師: 島多代(東京子ども図書館評議員、国際児童図書評議会会長)
場 所: 東京子ども図書館(〒165-0023 東京都中野区江原町1-19-10)
日 時: 平成13年11月10日(土)14:00〜16:00
会 費: 一般 2,000円 賛助会員 1,500円
定 員: 40名(定員を超えたときは抽選)
内 容: 驚くほど純粋なデザイン性と豊かな創造性で1920〜30年代のアメリカの絵本作家たちに影響を与えたイギリスの挿絵画家、フレーザーについて話す。
申込み: 往復はがきに(1)希望する講演・講座名 (2)氏名 (3)住所(郵便番号も) (4)電話番号(昼の連絡先)(5)賛助会員か否か、を記入して東京子ども図書館まで申し込む。1人1枚に限る。10月12日(金)締切。
 
◎絵本・児童文学研究センター 第6回文化セミナー「児童文化の中の声と語り――童謡とわらべうた――」
講 師: 河合隼雄、阪田寛夫、池田直樹(コーディネーター 谷川俊太郎)
場 所: 小樽市民会館(北海道小樽市花園5-3-1)大ホール
日 時: 平成13年11月11日(日)12:00〜17:00(11:00開場)
会 費: 指定席 6,500円 自由席 5,500円(各500席)
問合せ: 絵本・児童文学研究センター(小樽市長橋3-1-2 TEL 0134-27-0513 e-mail [email protected]
詳 細: http://www.ehon-ej.com/

(中野伊都子)

 

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お菓子の旅 第16回

―― 秘密の味がするイギリスのお菓子(オートケーキ) ――

 

You can trifle with your breakfast and seem to disdain your dinner if you are full to the brim with roasted eggs and potatoes and richly frothed new milk and oat-cakes and buns and heather honey and clotted cream.

Frances Hodgson Burnett "The Secret Garden"(1911), Puffin Books(1951)

 

『秘密の花園』表紙

 1911年に発表されて以来、今なお版を重ね、愛され続けている名作があります。日本でも、グラハム・ラストのカラーを交えた美しい挿絵のものが、2000年5月に新たに出版されました。その本の名は『秘密の花園』。主人公は、見た目も性格もかわいくない、インド生まれのメアリです。あるとき、メアリはイギリスのおじさまのお屋敷に引き取られました。そこには10年間、閉められたままの「秘密の花園」があって……。この本がこれだけ長いあいだ読み継がれているのは、「秘密」というものが人を強くひきつけるからかもしれません。

 ところで、この本からは秘密のにおいのほかに、おいしそうな料理のにおいもしてきます。メイドのマーサのお母さんが作る料理がたくさん出てくるのです。そのひとつが、クロテッドクリームをぬったオートケーキです。クロテッドクリームは牛乳を凝固させて作った濃厚なクリーム。「小さな妖精が作ったクリームの技術を、デボンシャーの人たちが教わり伝えてきた」という伝説があります。また、オートケーキは、オート麦の粉を材料にした素朴なお菓子で、一説によると起源は「インドの平べったいパン」だとか。イギリスがインドを植民地にしていた時代、スタッフォードシャー出身の人たちがインドから祖国に持ち帰ったといわれています。ただ、スコットランドには古くから、大晦日のお祝いに、子どもたちに配るハグマネイ(Hogmanay)というオートケーキの一種があります。そのせいか、オートケーキはスコットランドの伝統菓子として紹介されることも多く、起源は定かではありません。

 こう書くと、このお菓子もちょっと謎めいてきますね。はたして味はどんなものか。その秘密はレシピを参考に、ご自分で解き明かしてみてください。

 

*-* オートケーキの作り方 *-*

 

材料:直径約6cmのもの15個分 牛乳 少量
全粒粉 100g 小さじ1
オートミール 30g ベーキングパウダー 小さじ1
ブラウンシュガー 大さじ1 溶かしバター 50g

 

  1. ボールに粉類とブラウンシュガー、塩を入れて混ぜあわせる。
  2. 1に溶かしバターを加え、平均にいきわたるように、木べらでよく混ぜる。
  3. 2を軽く練り、ひとつにまとめる。まとまらないときは、牛乳を少し加える。
  4. 打ち粉をした台の上で軽く練ってから、のし棒で1cmの厚さにのばし、直径5cmの丸型で抜く。
  5. 薄く油を塗ったフライパンかホットプレートで片面約5分ずつ、両面がきつね色になるよう焼く。

※クロテッドクリームはイギリスの輸入食品を扱う店などで購入できます。

 

★参考文献
『秘密の花園』(バーネット作/グラハム・ラスト絵/野沢佳織訳/西村書店)
『イギリスのお話はおいしい。』(白泉社)
『紅茶 おいしくなる話』(磯淵猛著/柴田書店)
「BBC Online」
「YAHOO UK & Ireland」
2008年3月リンク切れ

★「お菓子の旅」の掲示板

(田中亜希子/森久里子)

 

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●編集後記●

 本号の編集中、アメリカのテロ事件が起きました。被害にあわれた方々のご冥福をお祈りし、落ち着かないなか原稿を書いてくれた仲間に感謝します。(み)


発 行: やまねこ翻訳クラブ
発行人: 瀬尾友子(やまねこ翻訳クラブ 会長)
編集人: 宮坂宏美(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
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