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月刊児童文学翻訳

─2003年6月号(No. 51 情報編)─

※こちらは「情報編」です。「書評編」もお見逃しなく!!

児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
電子メール版情報誌<HP版>
http://www.yamaneko.org/mgzn/
編集部:[email protected]
2003年6月15日発行 配信数 2620


「どんぐりとやまねこ」

     M E N U

◎特別企画
教文館「子どもの本新刊コーナー」に訊く

◎展示会情報
絵本の樹美術館「武田美穂絵本原画展」と「いとうひろし絵本原画展」

◎セミナー・講演会情報
大阪府立国際児童文学館プラサンサさんを囲む会「スリランカの子どもの本」

◎お菓子の旅
第23回 ドイツのパン屋さんの看板 〜プレーツェル〜

◎読者の広場
海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!



特別企画

教文館「子どもの本新刊コーナー」に訊く

 

 児童書専門店に足を運んだことはあるだろうか。児童書を中心に、店によっては、その関連書物やグッズまでそろっている。児童書を好きな人にはもちろん、翻訳学習者にとってはうれしい店だ。本のラインナップが店によってかなり違う点も魅力のひとつ。それぞれの店の特徴を知り、お気に入りの店を見つければ、一般書店やウェブ書店、図書館と同様に、本の検索に購入に大いに活用できる。

 今回は、開店して1年半になる児童書専門店「子どもの本の新刊コーナー」の方にお話をうかがった。

 このお店は、東京・銀座で本の出版、販売などを手がける会社「教文館」の自社ビル内6階にある。ここには、8階に「ナルニア国(子どもの本のみせ)」があるが、こちらはロングセラー中心に本が揃えられている。対して、「子どもの本新刊コーナー」は、新刊に特化した品揃えの児童書専門店だ。
 2001年12月26日、プレオープンし、翌年1月15日に正式開店。半年後の6月には、リニューアルオープンし、売り場面積は以前の3倍になった。この書店の開設には、東京子ども図書館が少なからず関わっている。同図書館は、新刊の本選びをする書店探しで難航していた。折りよく、その話が教文館中村義治社長の耳に入り、実現のはこびとなったのだ。「子どもの本新刊コーナー」には過去1年のあいだに刊行された児童書が、すべて展示されている。椅子もおかれ、ゆっくり選書ができ、もちろんその場で購入することもできる。子どもの本に詳しいスタッフがいて、相談にも応じてくれる。「本を売る」ためだけに開設されたのではない。開設に関わったいろいろな方々の“日本の子どもの本の状況全体がよりよくなってほしい”という願いを、中村社長が受け止めて誕生した店なのだ。

 このお店に、選書に強い力を発揮する方がいらっしゃる。その土屋智子さんと菅原幸子さんのお2人に、書店の仕事、児童書新刊について聞かせていただいた。

 

★開店から関わられていますが、以前も児童書に関わるお仕事をされてきたのですか?

土屋:はい。学生時代に『児童図書館への道』(ロング著/日本図書館協会)と出会い、児童図書館員をめざし、その職に就くことができました。結婚などで、いろいろ中断はありましたが、公立図書館にいくつか勤め、一貫して子どもと本をつなぐ仕事をしてきました。

菅原:はい。まず7年ほど横浜市郊外の児童書専門店で、仕入れや通信の発行などいろいろな仕事を担当しました。その後、私立中学校の図書室を2校、経験しました。どちらも中高一貫だったので、中・高生と直に接することができたことが何よりです。

★1日の仕事の流れを教えていただけますか。

 日曜、月曜以外の日単位の仕事としては、朝、取次(本の問屋)から届いている補充本(前日売れた本)の一部を、チェックして棚に並べます。午後2時前後に、まとまった荷物が取次から届き、補充本は棚へ、新刊本は順次データ入力を行います。週単位では、いわゆる一般書で学校図書館で使えそうな本を探す、取次が見落としそうな本を拾うなどの新刊チェック作業、メールマガジンの作成、取次の担当者との打ち合わせなどです。月単位の仕事がいちばん大変かもしれません。「ブックトークの会」などの恒例イベントや展示フェアの企画、それに伴う本の注文やチラシ類の作成、印刷。そして講座「本づくりの舞台裏」も含めて、それらイベントの実施です。やはりお客様に大勢来ていただく企画はとても気を使います。
 これ以外に、常連のお客様である学校図書館の方たちのリファレンスを求めるご質問、「○○の本が必要なのだが」といったものは、対応するための時間を充分とるようにしています。
 また、おかげさまで各社の営業や編集の方にも多く来ていただいております。新刊のことや情報交換など、お話をうかがっていると、あっというまに時間がたってしまいますね。

★本の入荷はどのくらいあるのですか? それらの本にどのくらい目を通されているのでしょう?

 昨年1年間でデータをとった数が、4350余冊でした。単純平均ですと月460冊ですが、児童書の出版は学校の年度や休み、課題図書に連動しており、3〜4月、7月、12月は他の1.5倍くらいになります。絵本は入力時に全部、フィクションはメールマガジンに入りそうだなと思われるものは、土屋か菅原のどちらかは必ず読みます。シートンなど何度も出ているものや、怪談シリーズのようなものを除くと、目を通すのは8割くらいでしょうか。全体からだと6〜7割くらいです。
 ノンフィクション(絵本・フィクション・詩以外)は、資料的なものは目を通すだけですが、岩波ジュニア新書など、ストーリーがあり、メールマガジンに載せそうな本は読みます。

★膨大な読書量になりますね! ところで、ご利用されるお客様はどんな方が多いですか?

 学校関係(司書・読み聞かせボランティアの方・先生)、公共図書館員、文庫関係、保育関係、出版関係の順でしょうか。どの曜日でも、子どもと本に関わるお仕事をされている方のご来店が目立ちますね。

★2002年8月からブックトークの会をはじめられましたが、きっかけはありますか?

「ナルニア国」には、おはなし会(月2回参加自由)という定期的な行事があり、店の特色がよくでているものとなっています。そこで、「子どもの本新刊コーナー」でも、何か特色を出せる定期的な行事をということで、ブックトークの会をはじめました。これは、学校で行われている読み聞かせや、朝の読書運動などにも対応しています。

★現在、メールマガジンを毎週発行されていますが、どのような経緯ではじめられたのですか? 大変なこと、読者の反応などもお聞かせください。

 日本国際児童図書評議会(JBBY)の会長、島多代さんが「子どもの本新刊コーナー」を見に来られた時にも、まずその質問を受けました。当初から、新刊コーナーの豊富な情報を偏在させてはいけない、できるだけ日本各地に届けたい、届けなければ、という思いはありました。入荷した本の全データはホームページで表紙画像付で見ていただけますが、やはり、少しでも体温を感じられる届け方にしたかったのです。また、多すぎる本の交通整理という意味も込めて、2002年9月より発行しております。
 大変なのは、なにしろ本が多いことです。常に新刊を読めるのはありがたいですが、あまりにも出る本が多すぎます。
 メールでの反応は少ないです。相当の反応をいただくのは、催し物や、プレゼント企画を掲載した時ですね。それ以外はポツポツです。ご批判も含めて、もっといただけると嬉しいのですが。ただ、来店時に「いつも読んでいます」、「役立っています」などのお話は、特に最近ちょくちょくいただき励みになっています。

★フェアは、新刊に限定せず企画されていますね。今まで、そして今後はどのようなものを考えていらっしゃいますか?

 フェアの企画は、半分はブックトークに関連させて、半分は新刊で気になった本、気になる流れを核に進めています。今までで、ご好評いただいたものには「恐竜のすべて」、「金魚・水の生きもの」、「東京を調べる」、「和の色・色のこころ」などがあります。
 現在は、「荻原規子の世界」、村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)関連の書籍展示フェアを行っています。予定しているものには、「“コワイ”がいっぱい」(6月のブックトーク)、「イランなど中東関係」、「詩の本」、「話のポイントに特定の植物が登場する本」などです。ただ、予定していても、担当者の気持ちで変化する傾向が大いにあります(笑)。

★今年1月より開催されている連続講座「本づくりの舞台裏」は好評で、すぐ席がうまるようですが、印象に残ったお話はどんなものがありますか?

 1月がアリス館の後路好章氏、2月は福音館書店の田中秀治氏、3月は童話屋の田中和雄氏、4月は福音館書店の大和茂夫氏、5月は岩崎書店の飯野寿雄氏を、講師にお招きしました。分野は、赤ちゃん絵本、科学絵本ときております。
 お話をうかがっていて、当たり前のことですが1冊ごとにたくさんの思いを込めて作っておられるし、自分の作られた本に強い愛情を持っておられることに、気づかされました。皆さん、我が子のように思っていらっしゃるのですね。

★児童書はロングセラーが多いですが、おっしゃるように、新刊も非常にたくさん出ています。さまざまな種類の児童書が入荷され、日々接していて思うことはどんなことでしょう?

「多すぎる!」それだけです(笑)。これでは、どんなにいい本も埋もれてしまい、日々印象が薄れてしまうのです。それは、二番煎じ、三番煎じの本が多いということもあると思います。このことは、1年以上毎日新刊を見続けたものとしてよく感じることですね。例えば、昨今のブックスタート(*)に伴う「赤ちゃん向け」と称する絵本や、英語を小学校に導入という指導要領を受けての、英単語絵本とか英文併記の絵本などがそうです。
 また、ハリー・ポッターブームに乗ってのファンタジーもすごい数が出版されています。この分野は、本の質、翻訳者の選定に首を傾げることも多く、それでいて、この分野に限りませんが、これはという本が絶版・品切れであるのは、ご存知の通りです。
 短い子ども時代に、本とよりよい出会いをしてもらいたい。そのためにも、各社の方々に、“子どものため”の出版を今後期待していきたいです。

(*) 地域の保健センターで行われる0歳児健診の機会に、すべての赤ちゃんと保護者にメッセージを伝えながら絵本を手渡す運動

★たくさんの質問にお答えくださってありがとうございました。最後に、児童書の翻訳学習者に期待することをお聞かせいただけますか。

 多くの翻訳書に目を通すことで、日本語としての美しさ、読みやすさをより求めるようになりました。書店として、また読み手として期待するのは、ひっかからずに読める日本語の本です。実際に子どもと多くふれている人、自分の中にある子どもを持ち続けている人ほど、子どもの本に対する言葉の感性がするどくなっているように思えます。子どもの気持ちと翻訳者の言葉が近いほど、訳語に血が通い、素直な文章になるのではないでしょうか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「子どもの本新刊コーナー」を含めて、自分のお気に入りの児童書専門店を見つけてみてはいかがだろうか。実際に本を手にとりながら、児童書のプロである店の人と話せるのは、得がたい機会になるにちがいない。

 

教文館
子どもの本新刊コーナー
住所 〒104-0061
    東京都中央区銀座4-5-1
電話 03-3563-0737 FAX 03-3561-8458
ホームページ http://www.kyobunkwan.co.jp/
 

(取材・文/林さかな)

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展示会/セミナー・講演会情報

―― 展示会情報 ――

 

◎絵本の樹美術館「武田美穂絵本原画展」と「いとうひろし絵本原画展」
所在地: 山梨県北巨摩郡大泉村西井出字石堂8240-4579
電 話: 0551-38-0918
会 期: 平成15年7月13日(日)まで
休館日: 水曜日、木曜日
入場料: 一般700円 3歳以上中学生以下300円
10名以上の団体は1人50円引き
内 容: 武田美穂の代表作『ありんこぐんだん わはははははは』や『となりのせきのますだくん』の原画、いとうひろしの『だいじょうぶ だいじょうぶ』の原画を紹介する。
参 考: http://www.cam.hi-ho.ne.jp/g-mama/
 
◎広島市立安佐動物公園科学館「アンソニー・ブラウン絵本原画の世界」
所在地: 広島県広島市安佐北区安佐町動物園
電 話: 082-838-1111
会 期: 平成15年7月13日(日)まで
休館日: 木曜日
入園料: 一般440円 高校生・中学生・小学生150円
学校教育活動の児童生徒、健康手帳(65歳以上)・身体障害者手帳などをお持ちの方は割引。
土曜日は高校生・中学生・小学生無料。
内 容: 『ボールのまじゅつしウィリー』(久山太市訳/評論社)でおなじみのイギリスの絵本作家アンソニー・ブラウンの原画を展示。
参 考: http://www.asazoo.jp/
 
◎柏崎市立図書館ソフィアセンター「国際アンデルセン賞受賞作家展」
所在地: 新潟県柏崎市学校町2-47
電 話: 0257-22-2928
会 期: 平成15年7月4日(金)から7月27日(日)まで
休館日: 7月20日(日)
入園料: 一般500円 高校生300円 中学生以下は無料
内 容: 国際アンデルセン賞を受賞した作家・画家全員の作品を見ることができる。
参 考: http://lib.city.kashiwazaki.niigata.jp/
 
◎黒姫童話館「ミヒャエル・エンデ特別展―エンデとシュタイナー」
所在地: 長野県上水内郡信濃町野尻黒姫高原3807-30
電 話: 026-255-2250
会 期: 平成15年7月15日(火)まで
休館日: 6月30日(月)
入園料: 一般600円 3歳以上高校生以下400円
20名以上の団体には割引きあり
内 容: ミヒャエル・エンデと、エンデの思想に大きな影響を与えたルドルフ・シュタイナーとの関わりを紹介。
参 考: http://www.avis.ne.jp/~dowakan/kikakuten/kikakuten.html
 

 

 上記以外のものも随時「速報(イベント情報)」で更新していますので、どうぞこちらもご覧ください。
http://www.yamaneko.org/event/

(笹山裕子/清水陽子)

 

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―― セミナー・講演会情報 ――

 

◎大阪府立国際児童文学館プラサンサさんを囲む会「スリランカの子どもの本」
講 師: プラサンサ・カルコッテゲ(国際児童文学館客員研究員、スリジャヤワルデネプラ大学助教授)
場 所: 大阪府立国際児童文学館セミナー室(大阪府吹田市千里万博公園10-6)
日 時: 平成15年6月28日(土) 14:00〜16:00
参加費: 300円
申込み: TEL(06-6876-8800)/FAX(06-6876-8686)/E-mail([email protected])または国際児童文学館カウンターへ申込む。
詳 細: http://www.iiclo.or.jp/event/special/kouzakouenkai.htm
 
◎クレヨンハウス子どもの本の学校「人と出会って 絵本が生まれた」
講 師: 西村繁男(児童文学作家)
場 所: クレヨンハウス東京店(東京都港区北青山3-8-15)
劇団ひまわりビル(大阪府吹田市江坂町1-18-2)
日 時: 東京平成15年7月19日(土) 大阪7月12日(土) ともに16:00〜17:30
参加費: 2500円(会員は無料)
定 員: 東京 120名 大阪 120名
問合せ: 東京店 TEL(03-3406-6492) 大阪店 TEL(06-6330-8071)
その他: 非会員は、当日の朝11時から子どもの本売場にて販売される当日券を購入。
会員のみで定員に達した場合は立ち見になることもあり。
詳 細: http://www.crayonhouse.co.jp/kodomo-kouen.htm
 
◎板橋区立美術館講座「ひとりひとりの絵本論」
講 師: 広松由希子(絵本コーディネーター) 今井良朗(武蔵野美術大学教授)
野坂悦子(翻訳家) 太田大八(絵本作家)
さくまゆみこ(翻訳家・編集者) いとうひろし(絵本作家)
場 所: 板橋区立美術館(〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27)
日 時: 平成15年8月12日(火)〜15日(金) 全4日間11:00〜15:00
参加費: 4日間で4800円
定 員: 大学生以上で4日間参加できる方 25名
申込み: 往復はがきに「ボローニャ・集中講座」申込み、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、職業、学校名、「絵本のどんなことに興味があるか」を明記して「ボローニャ・集中講座」係まで申込む。8月5日(火)必着。
詳 細: http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/lecture/lc2003-01.html#08

(竹内みどり/早川有加)

 

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お菓子の旅 第23回

―― ドイツのパン屋さんの看板 ―― 〜プレーツェル〜

 

『小さい水の精』表紙

 Die Jungen brachten dem kleinen Wassermann jedes Mal etwas mit: Apfel und Birnen zumeist, eine Quarkschnitte oder ein Honigbrot, hie und da eine Salzbrezel oder ein Stuckchen Zucker.

Otfried Preussler
"Der Kleine Wassermann"
K. Thienemanns Verlag(1956)
(Apfel の A と Stuckchen の u にウムラウト)



『小さい水の精』(オトフリート・プロイスラー作/はたさわゆうこ訳/徳間書店)が今年3月に新しい訳で復刊されました。知りたがりやの小さい水の精は、ある日人間の男の子たちと仲よくなり、いろいろな食べ物をもらいます。ここにでてくるプレーツェル(Salzbrezel)は、塩をかけて焼いたハードタイプのパンのことです。

 プレーツェルの起源は、7世紀初頭の南フランスや北イタリアといわれています。もともとは、キリスト教の復活祭前の準備期間である四旬節に食べるパンでした。15世紀ごろドイツに伝わり、今ではパン屋の紋章の形としても知られるようになりました。8の字とも「め」の字とも似ている独特の形は、子どもが祈る時の手の形であるとか、中央の3つの穴には、三位一体の意味があるなど、さまざまないわれがあります。その形からラテン語の bracchia(腕輪を表す)や、brazula(組んだ手を表す記号)が時代とともに変化して brezel になったといわれています。

 小さい水の精もすっかり気にいったプレーツェル。これからの季節には、塩をきかせた焼きたてが、冷たいビールとよく合います。ぜひお試しください。


*-* プレーツェルの作り方 *-*
材料:6個分  
強力粉 250g ぬるま湯 150cc
ドライイースト 小さじ2 砂糖 大さじ1
小さじ1/2 サラダ油 大さじ2
ベーキングパウダー 大さじ1と1/2 500cc
溶き卵(つやだし用) 適宜 粗塩(トッピング用) 適宜
プレーツェル
プレーツェル

プレーツェル

プレーツェル

  1. 強力粉をふるってボールにいれ、中央をくぼませる。そこにドライイースト、砂糖をいれ、ぬるま湯75ccを少量ずついれる。粉をかけラップをして15分発酵。
  2. 残りのぬるま湯と塩、サラダ油をいれ、全体をまぜあわせ、なめらかになるまでこねる。倍の体積まで発酵したら、打ち粉(分量外)をした台で10分ほどこね、ラップをして30分発酵させる。
  3. 生地を6等分して、30〜40cmの棒状にのばす。両端をもって交差して1回ねじり、手前にある輪に両端をつけて、プレーツェル形に成形する。15分発酵させる。
  4. アルミ以外の鍋に水とベーキングパウダーを入れて沸騰させ、成形したプレーツェルを30秒湯にくぐらせる。水を切って溶き卵をぬり、好みの量の粗塩をかける。
  5. 200度に熱したオーブンで15〜20分、濃い焼き色がつくまで焼く。


★参考文献・ウエブサイト
『百菓辞典』(山本候充編/東京堂出版)
『伝統と新しさ 本場ドイツパン入門』(グラフェ・ウント・ウンツァー編集/ホートップ真理訳/旭屋出版)
"Lenten Pretzels" http://www.geocities.com/joelle109/Lenten_Pretzels.html
"How the Brezel came to be" http://www.mstarz.de/brezel.htm

(竹内みどり/早川有加)

 

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●編集後記●

今月の「お菓子の旅」、冷たいビールにという言葉にとてもそそられました(^^;(さ)


発 行: やまねこ翻訳クラブ
発行人: 竹内みどり(やまねこ翻訳クラブ 会長)
編集人: 林さかな(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画: 蒼子 えみりい 河まこ キャトル きら ぐりぐら くるり ケンタ さかな 小湖 Gelsomina sky SUGO Chicoco ち〜ず ちゃぴ つー 月彦 どんぐり なおみ NON hanemi ぱんち みーこ みるか 麦わら めい MOMO ゆま yoshiyu りり りんたん レイラ ワラビ わんちゅく
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