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月刊児童文学翻訳

─2004年6月号(No. 61 書評編)─

※こちらは「書評編」です。「情報編」もお見逃しなく!!

児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
電子メール版情報誌<HP版+書店街>
http://www.yamaneko.org/
編集部:[email protected]
2004年6月15日発行 配信数 2340


もくじ

◎注目の本(邦訳絵本):『ドラゴン マシーン』 ヘレン・ウォード文/ウエイン・アンダースン絵
◎注目の本(邦訳読み物):『ロラおばちゃんがやってきた』 フーリア・アルバレス作
◎注目の本(未訳絵本):"The Pea and the Princess" ミニ・グレイ文・絵
◎注目の本(未訳絵本):"The Wolves in the Walls" ニール・ゲイマン文/デイヴ・マッキーン絵

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「どんぐりとやまねこ」


注目の本(邦訳絵本)

―― ドラゴンが大好きな少年の、すてきな冒険物語 ――

『ドラゴン マシーン』  ヘレン・ウォード文/ウエイン・アンダースン絵/岡田淳訳

BL出版 定価1,680円(税込) 2004.03 32ページ
"The Dragon Machine" text by Helen Ward, illustrations by Wayne Anderson
Templar Publishing, 2003

★2003年度ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト作品

 ドラゴンの姿をした巨大な乗り物。その目の中で、少年がドラゴンのおもちゃを抱いて眠っている――緑と金を基調として細かく描きこまれた表紙絵。この絵に吸い込まれそうな錯覚を覚える。安心しきって眠る少年の寝顔が自分の4歳の息子に重なった瞬間、わたしはこの絵本がいとおしくてたまらなくなった。

 ある日、ジョージが窓の外を見ると、ドラゴンが空を飛んでいるのが見えた。それをきっかけに、町の通りやゴミ捨て場や花畑などいたるところにドラゴンたちがいることに気づく。だが、ジョージが大人たちに相手にされないのと同じように、ドラゴンたちはだれの目にも映らないようだ。ドラゴンたちは、食べ物をくれたジョージのあとをついてまわってはいたずらばかりする。みんなはジョージのしわざだと思いこんでいるが、いたずらがエスカレートしてくるにつれ、ドラゴンの存在を気づかれてしまうのではと心配になるジョージ。図書館でドラゴンのことを調べ、決心した。そうだ、ドラゴンの楽園に連れて行こう! ジョージはドラゴンそっくりのドラゴンマシーンを作り上げ、夜空へ飛び立った。後ろにドラゴンたちをしたがえて……。

 この作品を読んで、子どものころに自分にしか見えない小さな人を信じていたことを思い起こした。現実と想像の世界との境界線があいまいで、簡単に行き来できたあのころ。今、わたしの息子はちょうどその真っただ中にいるようで、瞳をキラキラさせながら、うそかまことかという話をしてくれる。夢中になってドラゴンマシーンを作り上げるジョージの顔は、廃材で自分と等身大のロボットを作る息子の顔にそっくりだ。ジョージが十分満足してから家に戻ってきたように、わたしも息子が思いきり想像の世界で遊ぶのを見守ってやりたいと思った。

 アンダースンの描くドラゴンは、巨大で恐ろしげな生きものではなく、小さくおちゃめでかわいらしい。ドラゴンや妖精は現実には存在しないんだよ、なんていい切る人たちにもぜひ読んでもらいたい一冊だ。

(よこやまかずえ)

 

【文】ヘレン・ウォード(Helen Ward)

1962年英国中南東部グロスターシャー生まれ。ブライトン美術学校で、イラストレーションを学ぶ。主な作品は、"The King of the Birds"、"The Hare and the Tortoise"、ウエイン・アンダースンと組んで文章を担当した "The Tin Forest" など。"The Cockerel and the Fox" は、2002年度ケイト・グリーナウェイ賞のショートリストに選ばれた。本作がはじめての邦訳作品。

【絵】ウエイン・アンダースン(Wayne Anderson)

英国レスターシャー美術学校でグラフィックアートを学び、卒業後フリーのイラストレーターとなる。英国の代表的な幻想画家の一人であり、1976年米国のイラストレーター協会より最優秀絵本金賞を受賞している。子どもの本のほかに、大人向けの本や広告などの仕事も数多く手がける。邦訳は、『ドラゴン』(岡田淳訳/BL出版)などの絵本のほか、挿絵を担当した『ほのぼの妖精 レプラコーンの仲間たち』(ニアル・マクナマラ作/画家名表記ウェイン・アンダーソン/井辻朱美訳/東洋書林)という読み物がある。

【訳】岡田淳(おかだ じゅん)

1947年神戸生まれ。小学校の図工の教師。1979年『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)で作家デビューし、「こそあどの森の物語」シリーズなど数多くの作品を発表している。また、同シリーズをはじめ自作の挿絵も多く手がける。翻訳した4冊の絵はすべてウエイン・アンダースンによるもの。日本児童文学者協会賞、産経児童出版文化賞はじめ数多くの賞を受賞している。


【参考】
◆ウエイン・アンダースンのサイト
http://www.wayneandersonart.com/buildingawebsite.html

 

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注目の本(邦訳読み物)

―― 雪の町にやってきた、カリブ海の太陽 ――

『ロラおばちゃんがやってきた』
 フーリア・アルバレス作/神戸万知訳
講談社 定価1470円(税込) 2004.03 206ページ
"How Tia Lola Came to (Visit) Stay"
by Julia Alvarez
Alfred A. Knopf Books for Young Readers, 2001

 初めてこの本の表紙を見たとき、とても印象的なイラストに目を奪われた。髪にハイビスカスを飾った、華やかなスカートの女性の後ろ姿と、白い雪景色との鮮やかなコントラスト。素敵な表紙からどんな物語だろうと、興味がわいた。

 ニューヨークからヴァーモントに引っ越してきたばかりで、新しい生活に不安がいっぱいの9歳のミゲル。両親の離婚で、大好きなパパと離れて暮らすことになったし、ここではヒスパニック特有の小麦色の肌が目立ち、なかなか友達もできない。そんな時、ママが故郷のドミニカに住むロラおばちゃんを呼び寄せた。

 ミゲルたちが初めて会ったロラおばちゃんは、不思議な魅力にあふれていた。英語があまり話せないのに、すぐに誰とでも仲良くなれる。おばちゃんがスペイン語で話す物語は、アメリカで生まれ育ったミゲルたちにはよく分からない。でもなぜか、おもしろくて引き込まれる。おばちゃんは料理に魔法をかけているのか、食べるといいことが起こる。ミゲルはリトルリーグに入るという願いを実現するため、毎日おばちゃんの料理を食べて、入団テストの日には応援に来てもらう。観客席でおばちゃんがラッキーアイテムの黄色いスカーフを振ると、ミゲルは思い通りの打撃ができた。

 おばちゃんはとても楽しい人。だけどミゲルは、風変わりなおばちゃんを恥ずかしく思うこともある。それに、一緒に暮らしたいのはやはりパパ。でも、ロラおばちゃんと一緒にさまざまな経験をするうちに、ミゲルの思いは次第に変わっていく。

 物語は寒い季節に始まる。色彩にも乏しく、冷たい空気はまるでミゲルたちの心の中を象徴するよう。そこにやってきたのが、太陽のようなロラおばちゃん。大らかで優しく、出会ったすべての人の気持ちを幸せにする、魔法のような力を持っている。おばちゃんから愛情を注がれるミゲルたちは、太陽に向かってまっすぐに伸びていく草花のように成長してゆくに違いない。

 読み終わったあとには、心がポカポカと温かくなっていた。まるで、ロラおばちゃんが私たち読者にも魔法をかけたように。私もこんなおばちゃんになりたい、すべての人を幸せで包めたら――、そう思った。

(井原美穂)

 

【作】フーリア・アルバレス(Julia Alvarez)

1950年米国生まれ。生後すぐにドミニカ共和国に渡り、9歳まで過ごした後、独裁政権を逃れて再度米国へ移住。1991年に小説 "How the Garcia Girls Lost Their Accents" を発表、作家として注目を集めた。2004年に "Before We Were Free" でラテン系の作家、画家に贈られる全米児童図書協会の Pura Belpre(ふたつめの e にアクサンテギュ)賞を獲得。本書が初の邦訳作品。

【訳】神戸万知(ごうど まち)

1969年東京生まれ。ニューヨーク州立大学卒業。白百合女子大学大学院博士課程修了。米国でスペイン語を学んだことなどから、アメリカのヒスパニック系の児童文学に興味を持つ。『四月の野球』(ギャリー・ソト作/理論社)、『アグリー・ガール』(ジョイス・キャロル・オーツ作/理論社)などの翻訳書がある。

【参考】
◆フーリア・アルバレスの公式サイト
http://www.alvarezjulia.com/

◆ピカピカな毎日(神戸万知公式サイト)
http://homepage1.nifty.com/pika_pika/index.html

 

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注目の本(未訳絵本)

―― 小さな豆の大活躍を、ユーモアいっぱいの絵が語る ――

『お姫様をたすけたエンドウ豆』(仮題)
 ミニ・グレイ文・絵
"The Pea and the Princess" by Mini Grey
Jonathan Cape 2003, ISBN 0224064592
24pp.

★2003年度ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト作品

「エンドウ豆の上に寝たお姫様」は、アンデルセンの有名な小品だ。本物のお姫様を見極めるための小道具に、一粒のエンドウ豆を使うのが話のミソ。本作品は、このおなじみの話を下敷きにしているが、大きな違いは脇役だったエンドウ豆を主役級に格上げし、ナレーターまで務めさせたこと。エンドウ豆の視点で描かれる、一味違ったお姫様探しの物語なのだ。

 宮殿の菜園育ちのエンドウ豆くんは、幼い頃から自分には大事な役目があるという予感に震えた。果たしてさやから出てきたエンドウ豆くんは、お皿にこんもりとのった豆の山からつまみあげられ、小箱に大切にしまわれる。一方、宮殿では女王様が、三十路もとうにすぎた王子様に花嫁探しを命じる。「1年以内に結婚しないなら、もう小遣いはあげません」あわてた王子様は世界中を旅するも、理想のお姫様はなかなか現れない。肩を落とす王子様。みかねた女王様は、最後の手段とばかり、小箱から緑の豆を取り出した。さて、頼みのエンドウ豆くんは任務をまっとうできるのか?

 話のユニークさもさることながら、やはりこの絵本の魅力は絵のエンタテイメント性にある。野菜のモチーフを散りばめた宮殿の内装(にしてはカジュアルすぎるのも、またご愛嬌)、オープンサンドをイメージした寝台、王子様の集めてきた、どこかしら欠点のあるお姫様たちのフォト・コレクション……どのページも楽しい驚きに満ちている。これは作者のグレイに備わった、天性のユーモアセンスの賜物といえる。さらに、そのセンスを形にすべく支えているのが、彼女の創作にかけるこだわりだ。なにしろ構図から、細かい描きこみ、質感を醸し出す微妙な色使いまで、すべてが凝りに凝っている。ページの部分部分をながめていると、いくら時間をかけてもまだ足りないとばかり、まめまめしく作品に手を加える作者の姿が目に浮かんでくるようだ。たっぷりと愛情を込めた絵は、見る者の心を幸せにしてくれる。中でも眺めるほどに目じりが下がるのは、エンドウ豆くんの姿。そのつややかな緑の球体に、ちょこんとついたちっちゃな目がなんとも愛らしい。元の物語にならって、最後は博物館におさめられたエンドウ豆くんの、誇らしげな顔も、またたまらなくいいのだ。

(大塚典子)

 

【文・絵】Mini Grey(ミニ・グレイ)

英国ブライトン大学でイラストレーションを学ぶ。現在はオックスフォードで非常勤の講師をしている。デビュー作 "Egg Drop" では卵、最新作 "Biscuit Bear" ではクッキーと、食べ物を擬人化した主人公で独自の世界を展開している。本作は2作目に当たる。


【参考】
◆ケイト・グリーナウェイ賞候補作家のプロフィール
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/shortlst/sht_ill.html


 

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注目の本(未訳絵本)

―― オオカミたちが出てきたら、もうおしまいだ……。 ――

『壁の中からオオカミが』(仮題) ニール・ゲイマン文/デイヴ・マッキーン絵
"The Wolves in the Walls" text by Neil Gaiman, illustrations by Dave McKean
HarperCollins 2003, ISBN 038097827X(US)
56pp.

★2003年度ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト作品

 家の壁の中から、何かが動きまわるような音が聞こえる。壁のすきまから、ぎらぎらした眼がのぞいてる。ルーシーには正体がわかった。壁の中にオオカミがいるんだ。母さんも父さんも弟も、「ネズミでしょ」「想像しすぎ」と、ちっとも信じてくれない。なのに、みんなして「もしオオカミが出てきたら、もうおしまい」と不吉なセリフをいってくる。なにがおしまいなの? だれがそんなこといったの? ちゃんとした答えはだれも教えてくれない。

 ついにある真夜中、音がどんどん大きくなって……オオカミたちが、壁から出てきた! 大あわてで家を逃げ出す一家。“もうおしまい”だから、北極で暮らそう、砂漠へ行こうなどと、あきらめきって突拍子もないことを口にする家族に、ルーシーは抗議する。さてルーシーは、おそろしいオオカミたちから我が家を取り戻し、だいじなパペットのブタを救うことができるのだろうか……。

 お話は微妙な言い回しが面白いナンセンスもので、昔話の定番にならい、きちんとオチもある。だがこの絵本の魅力はやはり、絵。その強烈な迫力は、なかなか言葉では伝えにくい。全体の色調はダークなセピアとゴールドを基本とし、どのページにも暗い闇が影を落としている。写真や文様のコラージュ。コンピュータを使った複雑な色彩加工。金属はてらてらと輝き、花は不安定な描線となって妖しく流れる。べったり塗りこめられた人物や背景とは対照的に、荒々しいペンタッチで表現されたオオカミ。木の人形めいた人間の顔はかなり恐いし、ずらっと並べられたジャムの瓶のコラージュまで、なぜかなまなましくて不安をそそる。だがその恐さの中に、とぼけた「コワカワイイ」感じもあるのだ。型破りな不気味さをもつ本作が、伝統あるケイト・グリーナウェイ賞においてどう評価されるかに注目したい。

 画家マッキーンは、文を担当したゲイマンのコミックや小説の多くに、迫力ある表紙絵を提供していて評価が高い。児童書『コララインとボタンの魔女』(金原瑞人・中村浩美共訳/角川書店)の原書の挿し絵、絵本 "The Day I Swapped My Dad for 2 Goldfish" の絵も描いている。

(菊池由美)

 

【文】Neil Gaiman(ニール・ゲイマン)

1960年、イギリス生まれ。コミック「サンドマン」シリーズの原作者として有名。ダーク・ファンタジー小説の評価も高く、ファンタジーの主要な賞を多数受賞。『コララインとボタンの魔女』でもネビュラ賞を受賞した。アニメ『もののけ姫』英語版脚本を執筆している。現在はアメリカ在住。

【絵】Dave McKean(デイヴ・マッキーン)

1963年、イギリス生まれ。多くのCDや書籍、コミックのイラストや写真を手がけている。映画製作にも携わり、映画「ハリー・ポッター」のキャラクターデザインのいくつかを担当。監督、原案、デザインを担当した映画 "Mirror Mask"(ゲイマン脚本)が本年公開予定。イギリス在住。


【参考】
◆ニール・ゲイマンの公式サイト
http://www.neilgaiman.com/

◆HarperCollins 内のニール・ゲイマン、デイヴ・マッキーンのサイト
http://www.mousecircus.com/mousecircus/flash/mc_flash.html

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●編集後記●

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発 行: やまねこ翻訳クラブ
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編集人: 赤塚きょう子(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
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協 力: 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
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